・新人として入社して間もない方
・新しい会社への入社を控えている方
・入社1〜2年目で仕事の成果が出ていない方
新人時代のぼくは、コールセンターでインターネット回線を販売する営業の仕事をしていました。営業は初めてでしたし、インターネット回線に関する知識もほぼ皆無で、すべて一からの勉強でした。そこから、だいたい3ヶ月程度で部署内業績TOPにまでなれたのですが、その際に実践していた仕事術を紹介します。
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仕事術1:自称No.1になる
まず最初にぼくがやったことは、自称No.1になることです。
これは、自称でいいから自分でも自信を持ってNo.1と言えることをつくるということです。
新人として入った途端に業績No.1になることはできませんが、なにか自分で決めたことにおいてNo.1になることは可能です。
例えば、
・机の綺麗さNo.1
・挨拶の元気良さNo.1
・出社時間の早さNo.1
などです。
ぼくは、誰よりも朝早く出社して、出社時間の早さNo.1を自称していました。
誰も来てない会社に一番ノリするのは最高に気持ち良かったです(笑)
自称でもいいからNo.1になれることをつくると、自然と自信が湧いてきます。そして、自己効力感が高まってくるんです。自己効力感とは、「自分ならできると思える力」です。
何かを成し遂げたいと考えているときは、必ず自己効力感が必要となります。そもそも「自分にはできない」と思ってることに挑戦できるほど人間は強くありません。だからこそ、経験がない、知識もない、ちゃんとできるようになるか不安という新人時代には自己効力感を保つ習慣が必要不可欠なのです。
仕事術2:スキマ時間に読書
2つ目に紹介する仕事術は、スキマ時間の読書です。
しかし、ぼくは基本的に読書が苦手です(笑)
大変恥ずかしながら、社会人になるまで、マンガ以外の本を読んだことがほとんどありませんでした。15分ほど読むだけで眠くなってしまう典型的な活字嫌いです。
仕事をするようになって初めて本の偉大さを知りました。今では、たった1,000円程度で成功者のノウハウを吸収することができるなんて感謝しかないと思えます。
活字嫌いだったぼくの読書法は、
- 仕事に関わる本しか読まない
- スキマ時間に短期集中で読む
- 読んで学んだことをすぐ実践する
でした。
ぼくの場合、昼休憩の時間に営業の本を読んで、使えそうなテクニックを午後からすぐ使ってみるようにしていました。それで効果があると、めちゃくちゃ楽しいです。そうやって少しずつ本が好きになっていきました。
仕事術3:知らないことがない状態をつくる
3つ目の仕事術は、取り扱う商材について知らないことがない状態をつくることです。
お客様にとっても、社内においても「この人は自分が知らないことを知ってた」「自分の分からないことを解消してくれた」と認知させることが、信頼関係を築く上でめちゃくちゃ有利に働くのです。
だから、ぼくの場合は、インターネット回線について知らないことがない状態をつくるように努めました。
そのために、自分で商品を申し込んでみたり、他社の営業を受けてみたり、思いつくことはなんでもしました。
すると、先輩が新人のぼくに質問するようになったり、お客さまに対して「すみません、分かりません…」と言うことがなくなったりして、確実に業績につながったと感じています。
分からないことがあったら、徹底的に調べるクセをつけておくと良いと思います。
仕事術4:人が嫌がることをやる
仕事術4つ目は、人が嫌がることをやることです。
コールセンターでは、時々クレーム対応がありました。誰も悪くない時もありますが、基本的には誰かの案内ミスや対応ミスです。当然、ミスした人が対応するルールですが、対応した人が欠勤してることもしばしば。すると、上司がチーム全体に相談するわけです。
「誰か、クレーム対応してくれない?」
ぼくは、そこで真っ先に手を挙げていました。クレーム対応が好きだったわけではありません。むしろ大嫌いです。小学生の頃から、学校生活では怒られないためだけに全力投球してきた自信があるくらいですから。
でも、クレーム対応が嫌いなのはみんなも同じですよね。それを上司も分かっているはずです。だから、本当は「みんなが嫌がることを、誰かに頼むのは忍びない…」という気持ちがあるはずなんです。
これは、業績を上げる以外の方法で上司にGIVEするチャンスです。
仕事はGIVE(価値提供)が大事だとよく言われますが、業績を上げることが難しい新人時代はなかなかGIVEできないものです。しかし、誰でもできるけど誰もやりたがらない仕事ならできますよね。
ぼくはこうして上司にGIVEした結果、良い案件を回してもらえたり、新しい仕事を任されたり、とTAKEしていただきました。
誰でもできるけど誰もやりたがらない仕事は、ブルーオーシャンなので超オススメです。
仕事術5:TTP
最後の仕事術は、TTPです。
TTPとは、徹底的にパクるということです。(イキって略してゴメンなさい。笑)
悪いことは言いません。新人時代はデキる先輩をとにかくパクりましょう。
仕事術5選の中でも、これが一番効果ありました。
ぼくは、No.1セールスマンの営業トークを1文字ずつノートに書き起こし、営業ノートを作成していました。そして、それを何度も何度も読み上げて、細かいイントネーションや言い回しを頭の中にインプットしていきました。
すると、お客様の前でも自然とNo.1セールスマンと同じ言葉が出てくるようになり、業績が右肩上がりになっていったのです。
業績を出されている方の手法は、代々受け継がれて、ありとあらゆる仮説検証を終えた洗練された手法だと言えます。
自己流でやろうとすれば、その途方もない仮説検証を自分で一からやり直すことになります。
すでに検証を終えて結果が分かっていることを、改めて自分で再検証するほど非効率なことはありません。そんなことをしている間に、後輩にも追い抜かれてしまうでしょう。
効率的かつ最短で成果を上げるにはTTPです。ぜひお試しください。
仕事術を使ったとしても、成果を出すことは簡単なことではありません。努力なしで成果を出せることなんてありませんから、はっきり言ってめちゃくちゃ大変です。当然、モチベーションが上がらないこともあります。
でも、そんなものなのです。そうやってあらかじめ「成果出ない時もある」「モチベーション上がらない時もある」と割り切って想定しておけば、「はいはい、キタね」と動じなくてすみます。
何事においても唯一断言できる成功法則は、成功するまで諦めないことです。なかなか成果が出ない時も、冷静に対応していきましょう。