【転職】書類選考に落ちる人は応募前にチェックすべき5項目

くく丸
くく丸

書類選考に落ちる理由は書類以外にもあります。

書類選考に落ちる理由は、応募書類の内容に問題があるからだと思っていませんか?

もちろん応募書類にも改善点はあると思います。しかし、年間400名以上の応募を対応してきた経験から言えば、書類選考で落ちる人は応募書類以前にも課題があります。

本記事では、応募書類を見直す前にチェックすべきポイントをお伝えしていきます。応募書類を改善するより何倍も楽な作業で、なおかつ通過率UPの可能性も高い手法です。一つも見逃さないでくださいね。

結論:応募前にチェックすべき5項目

応募前にチェックすべき項目は下記の5つです。

チェックリスト

1.応募ルート
2.メール対応
3.電話対応
4.書類提出スピード
5.書類提出方法

なぜ、これらの5項目に注意すべきなのか解説していきます。

 理由:選考スタートの合図は書類選考じゃないから

man on running field

一つ質問です。

「選考はいつからスタートしていると思いますか?」

答えは、企業と接点を持った瞬間からです。接点とは、応募やメール問い合わせ・説明会参加など、なんらかのコミュニケーションや最初の繋がりのことです。

求職者の多くの方々は、選考は書類選考からスタートするものだと考えていらっしゃいますが、残念ながら大きな勘違いです。

そして、この勘違いが書類通過率を大幅に下げている原因の一つです。

書類選考における選考内容

選考は、企業と接点を持った時点からスタートしています。そのため、書類選考の内容は書類だけじゃないのです。

書類選考を実施するには、企業は求職者から応募書類を回収する必要がありますが、書類を提出してもらうまでには様々なやりとりがおこなわれます。

企業が応募書類を受け取るまでに発生する可能性がある求職者とのコミュニケーション

このやり取りの中で見えてくる求職者のパーソナリティやスキルも選考対象なのです。

そして、選考のチェックポイントとなる可能性が高いのが、下記の5項目だという話です。

チェックリスト

1.応募ルート
2.メール対応
3.電話対応
4.書類提出スピード
5.書類提出方法

それぞれ、どのような点に注意すべきかを解説していきます。

応募前のチェックポイント

 【転職】応募時のチェックポイント1

応募前のチェックポイント1つ目は、応募ルートです。

今は、ナビサイト・indeed・人材紹介・企業HPなど、様々な方法で中途応募が可能です。

さて問題は、どの応募ルートから応募すると合格率が下がる可能性があるかです。それは、人材紹介などの採用時点で企業が手数料を支払う必要があるルートです。

実は、どの応募ルートから人を採用するかによって、企業側にかかる経費が変わってきます。企業にとって0円で優秀な人材を採用できることは、この上なく嬉しいことです。そのため、応募ルートは基本的に企業HPから応募することを推奨します。

 【転職】応募時のチェックポイント2

応募前のチェックポイント2つ目は、メール対応です。

人材紹介を利用せずに応募する場合、人事と直接やりとりをおこなうことになります。そこで発生するビジネスメールは、人事にとっては貴重な選考材料です。

就活生ならまだしも、ビジネスメールができない中途人材はほほ間違いなく落とされます。ネットで少し調べれば分かるほど基本中の基本ですからね。

また、在宅ワークなどが増え始めてきた現代では、テキストコミュニケーションスキルがより重要視されるようになりました。即レス、齟齬が発生しにくい文章、分かりやすい文章、相手を気遣う文章などを意識していきましょう。

 【転職】応募時のチェックポイント3

応募前のチェックポイント3つ目は、電話対応です。

必ずではありませんが、書類の催促や連絡事項の伝達のために人事から電話がかかってくることはあります。その時の電話対応は、コミュニケーションスキルや人間性、ビジネスマナーなどが問われます。

ハキハキと電話対応できる方か、電話に出れなかった場合は折り返し連絡をする方かなどをチェックするためにあえて電話する企業もあります。

見かけない電話番号であっても、第一声を元気良く、ハキハキとしたコミュニケーションを心がけてください。

 【転職】応募時のチェックポイント4

応募前のチェックポイント4つ目は、書類提出を依頼されてから実際に提出するまでのスピードです。

応募書類の提出スピードでは、仕事の早さや志望度がチェックされています。当然ですが、早ければ早いほど良いです。

履歴書や職務経歴書などの応募書類は、企業ごとに大きく変わるものではありません。事前に準備できるものです。もしも志望動機を作り込みたいのであれば、応募する前に作り込んでから応募すれば、依頼されてからすぐに書類を提出することが可能です。

人事としての見解を述べるならば、どんなに遅くとも依頼されてから2日以内で提出することをオススメします。

 【転職】応募時のチェックポイント5

応募前のチェックポイント最後は、応募書類の提出方法です。

応募書類の提出方法は、基本的に紙かデータが主流ですが、指定がない限りはデータで提出しましょう。データの中でも、ビジネスにおいて正式書面として扱われるPDFがベストです。

在宅ワークが進み、電子化が騒がれている現代において、紙での提出は時代遅れと言っても過言ではありません。PCを使えない方ではないかという懸念を与えかねません。

また、データをメール送付する際は、必ずパスワードを設定して送るようにしましょう。応募書類は、名前、住所、電話番号などが記載された個人情報度の高い機密事項です。

パスワードをつけずに応募書類をメール送付すれば、セキュリティ意識の低い人という印象を与えてしまう可能性があります。

企業にとって個人情報漏洩などは、破産を招くリスクすらある大事故です。絶対に防がねばなりません。そのため、セキュリティ意識の低い人材を採用することには慎重にならざるを得ないのです。

自分の身を守るためにも、セキュリティ意識を高めていきましょう。

最後に

書類選考というのは名ばかりです。

書類選考を実施するまでの間に、ビジネスマナー選考、テキストコミュニケーション選考、コミュニケーション選考、レススピード選考、セキュリティ意識選考など、裏側でありとあらゆる選考がおこなわれています。

ハッキリ言って、応募する瞬間から1mm足りとも気を抜いてはいけません。だからこそ、意識しないとできない状態から抜け出し、普段からクセ付けることで難なくできるようにしておくことが大事です。

採用選考対策は、付け焼き刃では厳しい時代になりました。いつでも転職できる転職力を磨くためにも、自分自身の基礎スキルを上げていく意識を持ちましょう。