自己分析しても強みが分からない時の原因3選!原因別対策アリ

なやむ君
なやむ君

自分の強みが分からない…

なんだか強みと思えない…

弱みばかり目につく…

誰しもが一度は抱える悩みではないでしょうか。

悩み過ぎれば、「もはや自分には強みなんてない…」と闇落ちすることもあるかもしれません。

僕自身も同じ悩みを抱えていましたが、「強み」という抽象的な言葉に惑わされていたに過ぎませんでした。人は必ず強みを持ち合わせているので安心してください。本記事では「強みとは何か?」を具体化した上で、強みが見つからない時の対策を、60万円を投資して得た自己理解の知識と人事経験をフル活用して解説します。

原因1:強みの定義が曖昧

「強みとは何か?」

この問いに自信を持って答えることはできるでしょうか?

実は、強みが分からない時の原因で最も多いのが、そもそも強みの定義を正しく理解できていないということです。当たり前の話になりますが、強みとは何かを理解していなければ、見つけることは到底できません。

本記事で、強みの定義を完全に理解しましょう。

 対策:強みの定義を理解する

強みとは、「仕事で成果を出すための力」です。

そして、あまり知られていませんが、強みは以下の2種類に分類されます。

  • スキル
  • 資質

それぞれ解説していきます。

スキルとは

スキルとは、「仕事で使う技術・テクニック」のことです。
例えば、営業力、デザイン力、プログラミング力などが該当します。後天的な努力で身に付けられますが、より高いスキルを習得するには厳しい鍛錬が必要となります。また、お金を稼ぐためにはスキルが必須です。

資質とは

資質とは、「自然と繰り返す思考・行動・感情」のことです。
例えば、負けず嫌い、慎重派、大胆不敵など、一種の特性のようなものです。先天的なもので、意識的に変えようと思ってもほぼ不変です。資質だけではお金を稼ぐことはできませんが、資質を活用しなければスキル習得がより過酷なものとなります。

 スキルと資質の関係性

person holding pen drawing on white paper

スキルと資質には密接な関係性があります。

資質とは、人間の体で例えれば利き手のような存在です。あなたが自分の利き手がどちらかを理解していなかったとして、もし仮に画家になりたいという夢に向かって利き手と反対の手で練習し始めてしまったらどうなるでしょうか。

きっと、ペンを持つだけでも大変で過剰なストレスを感じてしまいますよね。

そして、利き手であれば1年で身に付くスキル習得に3年かかってしまうなんてこともあるでしょう。

逆に、利き手でスキル習得を目指せば余計なストレスを感じることなく、最短でスキル習得が可能となります。

つまり、最小限のストレスで最短のスキル習得を実現できるかどうかは、資質を理解して活用できるかどうかにかかっているのです。

見つけたい強みを明確にしてから探す

あなたが見つけたい強みは、スキルですか?それとも資質ですか?

まずは、それを明確にしてから自己分析を始めてください。

闇雲な自己分析は沼にハマるだけです。目的を明確に意識して臨みましょう。

原因2:当たり前すぎて気付けない

woman holding magnifying glass with brown liquid

あなたは、自分の顔にいくつホクロがあるか知っていますか?

的確に答えられた方はスゴイと思います。笑

僕は、何十年も毎日見てきた顔にも関わらず曖昧にしか分かりません。当たり前すぎて気にも止めず、見過ごしてるのです。

これは強みでも同じことが言えます。特に資質において起きがちです。資質は、先天的なものだとお話しました。つまり、もはや自分にとっては何十年も繰り返している当たり前の思考・行動・感情なので、自分ではとても強みだとは思えないのです。だからこそ、自分一人だけでは気付くことが難しいものとなります。

 対策:客観的視点を取り入れる

対策としては、客観的視点を取り入れましょう。

特にオススメな方法は、周りから「なんでそんなに〜〜できるの?」と言われたことを振り返ることです。友人や同僚・上司に「私に対して、なんでそんなに〜〜できるの?と思ったことはない?」と聞いてみるのもアリです。

ここには、あなたの強み(資質)が100%隠れていると言っていいでしょう。

自分では気にも留めていなかったけれど、周りから見れば異常(良い意味は他の人とは一線を画す武器です。

周りから見ればスゴイと思えることを、難なくやり遂げてしまうのですから。

原因3:強みと言い切る自信がない

「これは自分の強みかもしれないけど、同じことをもっとデキる人がいるから強みと言いづらい・・・」

この思考に何度苦しめられたことか。笑

強みというのは、どうしても他者と比較してしまうものです。周りより優れているからこそ強みであり、他者より劣っている時点で強みとは言い切れないものだと考えてしまいがちです。

しかし、そんなことは決してありません。

 対策:相対評価より絶対評価

woman wearing silver-colored ring

冷静に考えてみてください。

もしもナンバー1の人しか強みと言えないのであれば、この世の中に強みを持つ人間はほとんどいないでしょう。

例えば、営業力が強みだと言える人は、世の中の全営業マンのうち最も売上を上げているナンバー1だけ。なんてことはないですよね。比べ始めたらキリがありません。

強みにおいて大事なことは、他者よりも優れていることではなく、自分自身が強みを理解して活かせている実感を得ることです。

そのため、強みは相対評価を参考程度にして絶対評価で決めてよいのです。

自分の能力において、特に突出した部分を強みだと信じて磨いていきましょう。

注意点

採用選考は、否応なしに相対評価でおこなわれます。

しかし、一人一人まったく異なる経歴を持つため、単純な強みの比較はできません。当然ながら、会社の雰囲気に合う人間性かどうかも見極められます。

つまり、勘違いしないでほしいのですが、「アピールした強みで面接に落ちた=アピールした強みは強みじゃない」では決してありません。

面接結果に惑わされて、自分の強みに不信感を持ってしまうと、余計に強みが分からなくなったり、強みが強みでなくなってしまったりするのです。

だから、自分の強みを信じてあげてください。それが、”強み”を”さらなる強み”へと成長させてくれる栄養となります。

最後に

強みがない人間はいません。自分に強みがないと思っているのあれば、本記事でお伝えしたような「強みに対する認識」を変えるだけであっさり見つかることもあります。ぜひこちらの記事も参考にして、あなただけの強みを見つけてください。