自分でも気付いてない強みの見つけ方|質問例アリ

  • 「就活や転職活動の面接時にアピールすべき強みが分からない…」
  • 「もっと強みを活かして仕事したいけど、自分の強みって何だろう…」
なやむ君
なやむ君

就活や転職活動の面接時にアピールすべき強みが分からない…
もっと強みを活かして仕事したいけど、自分の強みって何だろう…

このように「強み」について悩みを抱える方は多いです。僕自身もそうでしたが、考えていくうちに自分の強みが見つからなくて自信を無くしてしまうことすらあるでしょう。

実は、強みは自分にとって当たり前のことなので、なかなか気付くことができないのです。決して、あなたに強みがないわけではないので安心してください。

本記事では、人事目線で有効だと感じる「強みを見つけるための具体的な方法」を3つ紹介いたします。誰でもできる方法なので、ぜひ実践してみてください。

強みには2種類ある

別記事「自己分析しても強みが分からない時の原因3選!原因別対策アリ」でも紹介しておりますが、強みは2種類に分類されます。

  • スキル:仕事で使う技術・テクニック
  • 資質:自然と繰り返す思考・行動・感情

スキルとしての強みを見つけるのは比較的簡単です。基本的に、自分自身が今まで経験したことがある仕事に紐づくので、ご自身の業務経験で養われた技術やテクニックを振り返ってみてください。

本記事で取り扱うのは資質の見つけ方となります。

 強みの発見に驚きはない

資質は、無意識のうちに繰り返してしまうような思考・行動・感情のため、自分でも見過ごしがちです。当たり前すぎて「そんなものは強みとは言えない」と思ってしまうことが多いのです。

そのため、事前にお伝えしておくと、自分の資質に気付いても驚きはありません。

「再確認する」「自分にとっては当たり前だけど、これが強みだと受け入れる」という感覚に近いです。

資質の見つけ方

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今回紹介するアプローチは、下記の3つです。

  • 自己分析
  • 診断ツール
  • リフレーミング

一通りご覧いただき、気になったものを試してみてください。

 資質を見つける自己分析

自己分析の題材とする経験

基本的に、強みをうまく活かせている時は、自然と成果が出ていたり、努力できた感覚があったり、やりがいを感じていたりするものです。そのため、まずは、

  • 成果を出せた経験
  • 努力できた経験
  • やりがいを感じた経験

の3つに題材を絞って自己分析していきましょう。

具体的な質問事例

取り上げた題材について、下記の順番で自己分析してください。

①当時、自分が置かれていた状況は?
②当時、自分に求められていた役割・責任は?
③当時、役割や責任を果たすためにやっていた行動・努力は?
④当時、自分を突き動かしていた思考・感情は?

強みの分析に限らず、自己分析の際には重要ポイントがあります。

それは、「自己分析のゴールを明確にイメージすること」です。

今回の自己分析であれば、

  • 「いつの間にか、〜〜という思考をしてることが多い。」
  • 「〜〜の場面では、頻繁に〜〜という行動をしてる。」
  • 「〜〜の場面では、〜〜という感情が自然に湧く。」

などの文章に当てはまる言葉を探すように自己分析していきましょう。

自分でも無意識のうちに自然と繰り返していた思考・行動・感情が、あなたの資質としての強みです。

ゴールの具体例

  • 「いつの間にか、なぜだろう?と考えていることが多い。」
  • 「グループ活動の場面では、頻繁に周りを引っ張る行動をしてる。」
  • 「競争の場面では、絶対に負けたくないという感情が自然に湧く。」

当てはめる言葉に正解はありません。自分なりにしっくりくる言葉が正解です。自分が一番納得できて自信を持てる言葉を使っていきましょう。

 資質を見つける診断ツール

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資質を見つける方法として、オススメの診断ツールがあります。

それは、GALLUP社が提供するストレングスファインダーです。現時点で、全世界2,700万人以上が利用しているツールとなります。人間の資質を34個に分類し、より傾向の強い資質からランキング形式で教えてくれます。

無料ツールから、1回5万円以上する有料ツールまで、あらゆる診断ツールを試した経験があるぼくの最適解がストレングスファインダーでした。

1回あたり6,000円程度の費用がかかりますが、資質というのは生まれ持った性質のため、大きく変わることはほとんどありません。そのため、人生で1回受けるだけいいと考えれば、とんでもなく安い投資です。

まだ受験したことがない方は、ぜひ試してみてください。

自己分析の結果と答え合わせ

ストレングスファインダーの結果は、自分自身でおこなった自己分析の結果と答え合わせするように使うと理解が深まります。

「Aという資質があるから、〜〜という感情が湧きやすいのか」というイメージで、腹落ちしていきます。

ストレングスファインダーは受けて終わりになる方が多いです。本記事をご覧いただいているあなたは、そんなもったいないことにならないでくださいね。

自己分析の結果と照らし合わせて、「これが強みだ!」と確信できる材料として利用していきましょう。

 資質を見つけるリフレーミング

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突然ですが質問です。写真のコップはあなたのコップです。

「あなたのコップには、あとどれくらいの水が入っていますか?」

あと半分しかないでしょうか。それとも、まだ半分もあるでしょうか。

リフレーミングとは、物事の見方や捉え方、解釈などを変えることです。

ここにはただ、「コップに半分の水が入っている」という事実しかありません。「あと半分」「まだ半分」というのは、あなたの解釈でしかないのです。

どんな物事においても、事実は一つしかないですが、解釈は無限にあるということです。

つまり、あなたの資質も解釈次第では弱みにも強みにもなり得るのです。弱みだと思っていたことが、捉え方を変えるだけで強みになる可能性が多いにあります。

コチラの記事で、弱み→強み変換事例50選具体的なリフレーミングの方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

最後に

資質としての強みを見つける際は、自分自身での納得感が最も大切です。そして、受け入れる心も欠かせません。

自分からすれば当たり前のことすぎて、「もっと強みらしい強みを見つけたい!」とか、「この強みはなんか嫌だ!」とか、感情的に納得できないこともあります。(僕がそうでした。笑)

しかし、変わる努力よりも活かす努力の方がはるかに効率的でイージーです。

自分では強みだと思えないこともあるかもしれませんが、間違いなく立派な強みです。どうか、自分を受け入れてあげる心を大切にしてあげてください。